さくらの親子丼2　第3話『湯気の向こうに幸せの記憶』のあらすじと感想

この記事には、さくらの親子丼2　第3話『湯気の向こうに幸せの記憶』のあらすじと感想が書いてあります。

今回は小宮山詩（祷キララ）さんの家族のことがわかります。

知的で冷静な詩がどのようにこのシェルターにくることになったのか。何故、家に帰れないのだろうか。

第3話『湯気の向こうに幸せの記憶』のあらすじ

朝から、さくら（真矢みき）はみんなのことを注意する。口喧しいがみんな愛情を感じ始めている。このシェルターの雰囲気が変わってきた。

香（塩野瑛久）はさくらに従順になり、女子はお互いなんでも話すようになってきた。

茜（柴田杏花）は弁護士の川端（柄本時生）が自分のことを好きだと思っていた。

洗濯をしているさくらは詩（祷キララ）に恋をしていないか聞かれる。

実は恋をしていた詩は、隣に座った彼に思い切って図書館で話かけて見ることにした。

茜に川端弁護士が好かれているが、おかしなことにならないか鍋島さん（相島一之）は心配している。

このシェルターにくる子たちは愛情をもらったことがない為に、勘違いも起きてしまうのだ。

最近、みんな献立のメニューを書くようになった。今日は唐揚げだ。

さくらは鍋焼きうどんを詩に作った。漢字で『鍋焼きうどん』と書いてあったので、詩とわかったのだ。

詩は昔のことを思い出している。母親が作った鍋焼きうどんを夜食に食べていた。泣きながら、詩は食べた。

さくらがうたた寝をしてしまい気がつくと、詩が食器を洗っていた。「ごちそうさまでした」「頑張ってね」「この前言ったでしょ。みんなが幸せになる場所って？」「そうね。どうってことない時よね。幸せって。愛する人に抱きしめられた時。今までなかった？」「ないです」

本当は抱きしめられたことが今まで一度だけあった。『あれが幸せ？』

詩はさくらに一度だけ抱きしめられたことをさくらに話した。母親に抱きしめられたのだ。

詩はさくらに本を持ってきて欲しいと頼んだ。マンションに置いてあるそうだ。

マンションをさくらと川端が訪ねた。部屋に行くと詩のものはなかった。父親が全て捨てたのだ。

詩のお父さんは医者だった。詩が勉強ができないと暴力を振るっていたのだ。それで、詩は耐えきれなくなり、家をでた。

家には母親がいた。そこに父親ではない男の人がパンツ一枚で立っていた。

母親は、旦那が帰って来ないので、他に男を作っていたのだ。

さくらは詩の母親に会うと詩の受験をを応援して欲しいと言った。しかし、母親はもう自分達に関わらないで欲しいと言ったのだ。詩の父親は、他に子供を作っていたらしく、そちらを病院の後継にすると決めたのだ。

さくらは悲しくなった。詩にさくらは本当のことを言えなかった。「下手なんだね。嘘をつくの」「詩ちゃん。人を憎んで生きるのはやめよう」

さくらは詩を抱きしめた。「今の私、こんなことしかしてあげられない」

次の日いつものように詩は、図書館に言って勉強した。

さくらは餃子を作った。みんな美味しそうに食べている。詩は、さくらの愛情を感じながら、くしゃみをした。

さくらの親子丼2　第3話『湯気の向こうに幸せの記憶』の感想

医者でもこんなに変な人がいるのか！と率直に思ってしまいました。

自分の子供を大事にできない人が、人の命を助ける仕事ができるのでしょうか。

そして、他に子供を作っていたとは。経済力があるからそのようなことができるのですね。

詩の父親は医者で賢い人なはずである。それならば、子供の対しての責任や、教育も間違えないで欲しいと思った。

そういう法律があったらいいのにと思います。自分の子供の学費や生活費は収めるように、役所が動ける法律があったらいいのにと思いました。

現実に日本で起きている社会的問題を題材にしてるだけに、今回の詩の家庭環境の問題にはみていて腹がたちました。